合格者の声:1級(コンテンツ専門業務)


【契約・法務・ライツ部門】

「著作権・ライツ関連資格の最難関
■高橋 有理可 さん
■30代
■株式会社エムティーアイ デジタルコンテンツ事業本部知財グループ/ライツビジネス部
 
(年齢・所属・年数等は、合格時の2015年1月時点のものです)
■今後、この国家資格に挑戦される皆様の一助となればと思い、不肖ながら、ここに合格体験記を寄稿します。
一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)の合格には、学科試験・実技(口頭試問)試験とも、課題発見の能力が問われます。広く網羅的だった二級知的財産管理技能士とは異なり、小手先の対策ではなく、体系的且つ深い知識スキルの習得が求められます。
今回、私は学習方法として、テキストの精読を軸とし、過去問等で不足部分を補なう形を採用しました。まずテキストには、著作権法・各種関連条約・著作権等管理事業法等それぞれの逐条解説、民法・関税法・不正アクセス禁止法・民事訴訟法等の関連法律の主要部分、代表的な著作権法関連判例等が網羅的に掲載されたものを用いました。そして基本的には、そこに書かれた内容を精読し、できる限り仔細に記憶することに徹しました。なお、同書は合格後の現在でも、必携のバイブルの如く、日々の業務に役立てています。そこに追加で、以前取得したビジネス実務法務検定2級のテキストからも、気になる要素を拾い上げて記憶していきました。結果として、日々の実務だけでは到底触れないような領域を広く深く網羅することとなり、知識スキルの拡充を実感し、楽しみながら学習を進めることができました。他方、一部入手することのできていた過去問を複数回解くことで、テキスト群からだけでは補えない知識・理解の充当を試みました。ただ、出題の傾向はとても読みづらく、試験範囲として公式に掲げられている、「リスクマネジメント・契約・エンフォースメント・資金調達・知財価値評価・関係法規・コンテンツ専門業務」の七大カテゴリからは、いかに細かな部分が出題されたとしても不思議はない、という印象を持ちました。そのため私の場合は基本的に、やはりテキストの精読と記憶の取組が奏功して合格に結びついたように感じています。
それでは、今後挑戦される皆様の合格を、心よりお祈り申し上げます。

「一級知的財産管理技能士合格は、ゴールではなく新たなスタート」
■レース鳩ポッポ♪(〃 ̄∇ ̄〃)♪  さん
■40代
■ゲームソフトメーカー創業家の資産管理会社

(年齢・所属・年数等は、2014年3月時点のものです)
社内での業務における契約書作成局面等において、不正競争防止法、独禁法、下請法等の知的財産関連法規、とりわけ著作権法の重要性については、これまでも認識していましたが、なかなか体系的に勉強するきっかけがなかったところ、この試験の受検を機に、もう一度本格的に勉強する必要性を感じて受検いたしました。
傾向と対策が掴み辛い試験であるため、弁理士試験用の書籍に加えて、文化庁、CRIC、税関、公正取引委員会、JASRAC等のHPを閲読するなどしてネット情報も随時活用しました。
コンテンツ制作でのシンクロの権利処理など、開発サイドの苦労も実感として解るようになったことは大きな収穫ですが、今回の勉強を通じて特に痛感したことは、「著作権法を知らずに過ごすことはなんと怖いことであろうか。」ということです。
そのリスクは、コンテンツ産業に関わる個人や企業に限定されるものでは決してなく、更には、IT全盛時代の現代においては、日常の私生活においても同様に当てはまると思います。
この度の合格をゴールとして捉えるのではなく、むしろ新たなスタートと位置付け、今年から創設されたブランド専門業務の受検も視野に入れつつ、今後とも知的財産分野に係る知識や見識を一層深めていきたいと考えています。
コンテンツ産業の発展は、我が国だけでなく世界的趨勢であり、私個人としても、微力ながらでき得る範囲で貢献していきたいと念願して止みません。

「得られた知識を力に、高度なサポートができるように努力したい」
■石居 天平 さん
■30代
■会社員・総合小売業 法務知財部所属4年

(年齢・所属・年数等は、2013年3月時点のものです)
私は、長年知的財産とは縁のない業務に携わっていましたが、部署異動により知的財産管理の主担当者となりました。付け焼刃の知識では難しい職種であり、一度体系的に学習し、業務レベル向上を目指そうと思い勉強に着手しました。
著作権逐条解説で学習し、弁理士短答過去問を繰り返し解答しましたが、出題範囲は広遠であり当初は勉強法に悩みました。国会図書館にも何回か通い、知財専門雑誌の記事など資料収集に注力しました。特に、知識としての理解だけではなく、価値評価・資金回収の算定、契約書上での問題点の発見やその解決が導き出せるように心がけました。また、机上の勉強が基本ですが、外部の知的財産に関するセミナーなどへ参加するのも大変有益だと思いました。
広い範囲の勉強をした結果、業務に関連する領域の視野を広げることも出来、実務上も大変有益だと思います。現在では、日々の業務を行うだけではなく、社内での知的財産勉強会の講師も行っています。比較的、ビジネスにおいて知的財産からの視点が見落とされがちなため、社内コミュニケーションに力を入れています。知財部門は「権利侵害をしないように!」とブレーキ的な役割になることも多いですが、一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)としての真価は、知的財産の視点からビジネスの自由度を創り出し、実現させていくことにあると思います。高度なサポートができるよう、今後努力をしていきたいと思います。

「一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)第1期生として」
■笹平 直敬 さん
■40代
■アニメーション制作会社ライツ部門所属3年目

(年齢・所属・年数等は、2011年6月時点のものです)
私は、地上波・衛星放送局、現在の会社と一貫してコンテンツ業界で生きてきました。前職では著作権担当として実務経験を積む一方で、ビジネス著作権検定上級、二級知的財産管理技能士を取得。2年前、現在の会社に転職。「ライセンサー」の立場に立つことになり、より広く深い知識の必要性を痛感し、迷わず1級受検を決意しました。
過去問題はないため、「コンテンツ業界の新国家資格がすべてわかる本」に掲載されていた専門書、行政庁資料のほぼ全てを読破。その上で弁理士試験対策の著作権講座に通い、そのテキスト内容を暗記して書ける、口述できるまで復習しました。結果、学科・実技とも合格。
資格勉強をして良かったのは、契約・エンフォースメントといった実務で恒常的に扱う分野に加え、民法や外国著作権法等の関係法規、資金調達、価値評価といった分野の勉強ができたことです。私は現在、制作会社で契約業務に携わっていますが、本来、原始的な著作者であるはずの制作会社の権利面での地位は高いとはいえない状況です。日本が名実ともに「知財立国」たるには、クリエイターに適正な利益が還元される法制度・環境の整備が不可欠であると考えます。一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)第1期生として、資格取得で得た知識を生かして「実際に汗をかいた創作者」を支援していきたい、そして日本のコンテンツ産業発展に微力ながらも貢献できればと思います。

「企業知財マンの視野拡大のために」
■大島 翼 さん
■26歳
■会社員・メーカー知的財産部門所属3年目

(年齢・所属・年数等は、2011年6月時点のものです)
私は、大学の法学部を卒業し、知的財産専門職大学院(MIP)を修了後、メーカーの知的財産部門に就職しました。知的財産部門では、主に国内外の商標実務、商品化権等の契約法務を2年間担当しています。
私の勤める職場では、知財部員のスキルアップのために知的財産管理技能検定の受検を推奨しており、入社1年目の秋に二級を受検し、無事合格いたしました。その後、一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)の新設を知り、MIPでの研究及び企業での実務経験の成果を確かめるべく、知的財産管理技能士検定一級の受検を決めました。
知的財産管理技能士検定は、国内外における商品化権ビジネスに必要な、実務に即した法的知識が広く問われます。したがって、一級合格を目指すにあたっては、知的財産権の法令理解のみならず、資金調達、知的財産の価値評価、税関による輸入差止申立制度等の幅広い知識が必要となります。私は、一級合格のための勉強として、知的財産管理技能士のフォローアップ研修に二度参加いたしました。フォローアップ研修では、知的財産権法令の再確認に加え、コンテンツ産業の全体像、資金調達の方法等、企業の知財部員では知ることの少ない知識を学ぶことができ、結果として、一級合格につながりました。
上記一級合格に必要な知識を身につけることで、企業の知財部員として、実務担当レベルの狭い視野ではなく、全社・事業レベルの観点から知財を見る力を養うことができるのではないかと思います。
今後も、フォローアップ研修等を利用して、事業戦略に貢献できるようさらに知財スキルをアップしていきたいと思います。

「今回の試験で得られた知識・経験を活かして新しいビジネスの創出に携わっていきたい」
■S.F さん
■30代
■会社員・デジタルコンテンツメーカー法務部10年

(年齢・所属・年数等は、2011年6月時点のものです)
著作権を中心とするコンテンツ業界には、業界独自のルールが根強く残っており、知識・経験が偏ったものになりがちです。そこで、コンテンツ業界における一般的な実務を把握しているか、そして、その上にある業界ごとの特殊性を理解しているかなど、自分の知識・経験を国家試験をとおして客観的に評価してみたいと思い、知的財産管理技能検定1級(コンテンツ専門業務)を受検しました。
そのため、学習方法としては、まずは著作権法を中心に法律の一般的な解釈と判例を確認したうえで、映画、音楽、出版などの各業界で実務がどのように行われているか、日ごろの業務を通じて意識的に確認しました。
このようにして、知識だけでなく広くコンテンツ業界の実務を経験したり学んだ上で試験を受け、合格することで、自分が有している知識・技能がある業界に特有の偏ったものでないものになったと思います(国家試験で、一定程度担保されたと思います)。
今後コンテンツ業界は、従来から行われてきたメディアミックスにとどまらず、いわゆるコンテンツ業界ではない業界とのアライアンスがさらに進むと思います。そのときに、自分が所属する業界の特殊な業界慣行だけをベースに業務に取り組んでいては、新しいビジネスを創出することはできないと思います。今回の試験で得られた知識・経験を踏まえて、様々な選択肢を提示することで、新しいビジネスの創出に携わっていきたいと思っています。

「この資格を大きな武器として、今後の仕事に邁進していきたい」
■小野 晃彦 さん
■20代
■会社員・食品メーカー法務部所属3年目

(年齢・所属・年数等は、2011年6月時点のものです)
学生時代に知的財産法ゼミに所属して以来、知的財産権に非常に興味を持つようになりました。勉強していく中で、ある時には剣として武器になり、ある時には盾として防具にもなる、そんな生き物のような知的財産権を主に取り扱う仕事に就きたいと思うようになりました。その為、就職活動時には、法務部あるいは知的財産部に入りたいという希望を面接で言い続けた結果、縁あって現在の会社に就職し、法務部に配属されました。
現在の会社は、法務部の中に知的財産部門とそれ以外のいわゆる一般的な法務部門とがあり、私は一般的な法務部門に配属されています。しかし、一般的な法務部門といえども、知的財産関連、特に著作権絡みの仕事は多く、大手広告代理店等と多くのやり取りを交わしています。こうして日々の仕事をしていく中で、集大成といっては大げさですが、今まで勉強してきた知的財産権に関する自分の知識がどのくらいのものなのかを試したいという気持ちが強くなっていました。そんな時、1級にコンテンツ専門業務が新設されると聞き、すぐに受検することを決めました。
2級は未取得でしたが、以前ビジネス著作権検定の上級を取得しており、1年以上の実務を経験していたので受検することができました。著作権に関する様々な参考書、資料等を読み漁り、実務経験不足を必死で補いました。また、文化庁などのホームページからも情報を日々収集し、更には国会図書館へも足を運びました。
こうした努力の甲斐もあり、1回目の試験で無事合格することができました。とはいえ、今回の試験にあたり身につけた知識は、実務で生かさなければ意味がありません。この資格を大きな武器として、今後の仕事に邁進していこうと思います。

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