合格者の声:1級(ブランド専門業務)


【知的財産部門】


「知財専門家としての更なるスキルアップに向けて」

■今吉 直紀 さん
■40代
■会社員・医療機器メーカー・知的財産部門所属14年

(年齢・所属・年数等は、合格時の2016年8月時点のものです)
■職場では、特許を中心に、商標、意匠、知財契約、知財教育等々、知財全般にわたりマネジメント・実務をしています。商標は、国内中心でしたが、事業のグローバル展開の中、海外商標の出願や権利化に携わる機会が次第に増えるにつれ、諸外国の商標に関する知識不足を感じ、このままではマズイ、“社内における知財専門家としては力量不足”という危機感から、外国商標の知識習得と更なるスキルアップを目指して1級ブランド専門業務試験にチャレンジすることを決意しました。
勉強法について、1級ブランド専門業務試験は2014年3月に始まり今年で未だ3年目ということや1級特許専門業務試験以上に過去問や書籍が少なく(というよりほぼ無い)、幅広い試験範囲をどうやって勉強したらよいのか正直悩みました。結局、数少ない過去問を解きながら、大まかな出題傾向を掴み、後は、試験科目・範囲を拠り所に、試験対策として役立ちそうな市販書籍を買い込み繰り返し読んだり、あるいは、過去に受講したセミナー資料を復習するというオーソドックスな方法をとりました。国内商標に関しては、2009年に弁理士試験に合格していて予備知識がある程度あり、加えて出願、権利化、契約などの実務経験もあったため、あまり苦戦はしませんでした。一方、外国商標、ブランド戦略等については、実務経験が国内に比べると圧倒的に少なく、関連知識も欠乏していたので、勉強ではこの辺りを補充・補完するよう心掛けました。
2016年の年明けから勉強を開始し、計画通りに勉強が進まないまま、学科試験を迎えました。案の定、試験後も手応えがなく、自己採点の結果からも合格は諦めていましたが、合格していました。続く7月の実技試験もかなり緊張しましたが、無事合格できました。今は、晴れて一級知的財産管理技能士(ブランド専門業務)になることができ、安堵しています。
今回の試験勉強を通じて、米国、欧州、中国等の諸外国に関する商標知識が増すとともに知識の精度も高めることができ、職場内での関連部門からの相談や問い合わせ、特許事務所との遣り取り、部下の教育指導に、より自信を持って対応できるようになりました。お蔭さまで職場での商標実務にものすごく役立っています。また、弁理士試験では得ることのできない商標実務に直結する知識が得られた点においても、受検をして本当に良かったと感じています。商標を含め、知財の業務は奥が深く、実務・勉強を重ねるたびに知識不足や自身の未熟さを痛感させられます。今回の合格に満足することなく、今後も自己研鑽を重ね、知財の専門家としてだけでなく、知財マネジャーとしても更なるスキルアップを図り、事業活動・経営に知財の側面から貢献できるよう努力をして参ります。
最後になりますが、私が勉強で使用した主な書籍をご参考までに記載しておきます。今、勉強されている方、これから勉強を始められる方のお役に少しでも立てれば幸いです。
・ブランド管理の法実務(三協法規出版)
・中国商標法と実務 第三次改正対応<詳細版>(経済産業調査会)
・共同体商標と共同体意匠(発明協会)
・ブランド戦略全書(有斐閣)

「企業の知的財産部員に最適な資格」
■T.S さん
■40代
■電機メーカー 知的財産部所属11年
(年齢・所属・年数等は、合格時の2016年8月時点のものです)
私は電機メーカーの知的財産部で、主に意匠・商標の権利化、ライセンス契約、係争対応に関する業務に従事しています。ブランド専門業務の試験については、ぜひ初回実施時に受検したかったのですが、一昨年、昨年ともに試験日に都合が合わなくて断念していたところ、今年やっと受検することが叶い、無事合格することができて安堵しております。
ブランド専門業務は1級の中で最も新しく、問題集や対策講座の類もほとんどないため、 どのように勉強すればよいのかわからない面もあるかと思います。弁理士試験と比べると法律の細かい規定までは問われないものの、外国の制度や模倣品対策、ライセンス交渉の方法、ブランドマネジメントに関する事項が問われる等、範囲がとても広く、ヤマをはることもできないでしょう。しかしながら、問われる内容は普段の業務の中でよく見かけるような事例が多いので、自分の仕事がそのまま受検勉強になっていました。とはいえ、それだけで十分とも言えないので、過去問の内容を踏まえ、国内外の法改正に関する最新情報、省庁の調査報告にも目を通しておくように心がけました。
知的財産管理技能検定は、知識量より実務能力が問われる試験といえますので、資格マニアには全く向きませんが、知的財産部員にとっては、知財業務に従事する上で必要なスキルが身についているか確認する意味で最適な資格だと思います。

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