広島県発明協会・知的財産教育協会共催 Webガイダンスセミナー
動画公開中
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知的財産管理技能検定の活用のススメ ~検定試験制度と中小企業における活用を紹介~ | ||
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開催日 |
2020年12月18日(金)15:30~17:00 | |
開催方法 | オンライン(zoomウェビナーによるライブ配信) | |
参加費 | 無料 | |
申込締切 | 2020年12月15日(火) | |
ねらい | これまでも中小企業における知的財産を重視した経営の重要性が叫ばれてきましたが、第4次産業革命の進展や新型コロナウイルスの感染拡大による中小企業を取り巻く事業環境の大きな変化の中、ますますその重要性が増してきています。 事業環境が変化し、顧客のニーズも大きく変化するなかで、継続的な成長を実現するためには、組織全体の知財力を高めていく必要が必須です。 本ガイダンスセミナーでは、知的財産管理技能検定の制度を説明することに加え、なぜ組織全体の知財力を高めることが必要なのか、検定はどのように知財力UPに貢献するのか。そして、実際にその検定を活用している企業はどのように活用し、どのような成果につなげているのかを紹介します。 また、中国経済産業局が2021年1月に開催を予定している3級対策講座(無料・オンライン)についてもご案内します。 | |
対象者 | 中小企業の経営者及び就業者の方で、知的財産管理技能検定の受検を検討している方、知的財産に関する知識・スキルを身に付けたいと考えている方、知的財産に関する学習機会を求めている方 | |
プログラム |
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登壇者
![]() | <知的財産管理技能士> 今吉 直紀 氏(いまよし なおき) オージー技研株式会社 開発部 知的財産課 課長 弁理士、一級知的財産管理技能士(ブランド専門業務) 1998年岡山大学 大学院工学研究科 修士課程を修了後、岡山県の農業機械メーカーに入社。同社退社後、2001年にオージー技研に入社。開発部 企画課等を経て、2012年より現職。 現在は、特許業務を中心に、商標、意匠、知財契約、知財教育等々、知財全般にわたるマネジメントを行っている。 | |
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鎌田 武 氏(かまだ たけし) テンパール工業株式会社 技術本部 開発部 知財・新技術担当課長 一級知的財産管理技能士(特許専門業務),情報セキュリティマネジメント 1996年広島大学 大学院理学研究科 物性学を修了後、テンパール工業に入社。ブレーカ、住宅用分電盤、新事業の開発に携わりながら知的財産担当、理科出前授業、部内庶務などを務める。中小企業においては、開発業務、知財渉外業務、管理業務、人生相談などあらゆる業務に携わることが必要で、なんでも屋。 高3の息子と小4の娘の父。週末はほぼ毎週「またカレー!?」と言われながら夕飯作りを担う。現在弁理士受験勉強中。 | |
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<知的財産教育協会> 近藤 泰祐(こんどう たいすけ) 一般財団法人知的財産研究教育財団 知的財産教育協会 事業部長 価値デザイン経営ワーキング委員(内閣府)、知財創造教育推進コンソーシアム検討委員(内閣府)、知的財産Web動画セミナー事業制作審査委員会委員(中国経済産業局)、経営デザイン分科会代表幹事(日本知財学会) 1994年 岡山大学法学部卒業/2020年 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科修了(MBA) 1996年大手通信教育企業に入社。2003年より、知的財産教育協会の設立、民間検定である知的財産検定の創設に参画。副事務局長、事務局長と歴任し、2008年の国家検定(知的財産管理技能検定)への移行に携わる。国家検定への移行後は、現職として、検定試験の普及・運営、知的財産管理技能士会の運営、知的財産アナリスト認定講座等の人材育成事業を担当。 |
登壇者の所属企業における知的財産管理技能検定の活用
<オージー技研株式会社> 現在、知的財産課員3名のうち1名が1級、もう1名が2級の知的財産管理技能士の資格を保有している。知財教育の基本はOJTだが、日々の知財業務では経験できないような知識などを検定試験の受検を通じて補完しスキルアップできるようにしている。知的財産課で基本的な知財業務を経験した後に、時機を見て2級・3級の受検を促している。 検定受検の効果に関し、課員からは、「他部署からの相談や依頼に対して自信を持って回答できるようになった」、「検定受験は自分の力量をはかったり、知財の知識を深める良い機会と感じている」といった声がある。 |
<テンパール工業株式会社> 知財技能士(管理業務)の取得を会社推奨資格として設定し、褒賞対象としている。特に知財担当は二級知財技能士(管理業務)の取得を推奨している。開発部では検定のパンフレットを三角コーンのように立て、若手ネットワークにより、検定が近くなると「今回どんな?」と受検の声がけが習慣化されている。 また、ISO9001の運用のなかで、設計能力指標のひとつとして知財項目を挙げ、その力量評価項目に検定の取得状態を記載し,認証審査時の客観的な力量把握に活用している。 |