知財技能士資格取得は、有資格者としての個人の自信、自社の強みアピールにつながっている
株式会社信興テクノミスト 公共アナリティクス第1部
・当検定活用のきっかけ、理由 業務にて知的財産に関する知識を必要とするため、知識習得のきっかけとして検定の活用を始めました。 現在は資格を取得するための勉強を通して知識を深めています。 また、資格を取得することで、有資格者としての個人の自信や関連企業への知識証明へとつながっています。 ・受検者像 業務に携わり始めたばかりの方には3級を、3級を取得できた方や長い期間業務に携わっている方には2級を受検してもらっています。 ・学習方法 各個人での公式テキストや問題集を元にした勉強はもちろんですが、既に資格を取得した人を講師とし、部内で勉強会を開催しています。 また、有資格者が試験日までどのようなスケジュールを立て、勉強していったかといったノウハウを集め、共有することで個人それぞれに合った勉強方法を見つけていけるようサポートしています。 ・推奨、補助 受検料およびテキスト、問題集については部門で負担しています。 また、合格者には一時金を支給しています。 ・人事考課など 合格時には評価対象の1つとしています。 ・合格者からの声 「業務ではわからない単語ばかりであったが、勉強したことで、理解するスピードが速くなった。また、業務全体の流れを理解することができるようになった。」 「有資格者であるということが自信になり、業務で知的財産に関わっている有識者と自信を持って会話できるようになった。」 などの声が挙がっています。 ・知財技能士が増えたことによる変化 プロジェクト参画時の当社の強みとしてアピールできるようになりました。 ・これからの検定活用、合格者への期待 現在参画しているプロジェクトへ新たに入る人に対して、知的財産に対する業務知識を取得してもらうための第一段階として検定を活用していきたいです。 また、上記にも記載の通り、合格者には試験に対するノウハウの共有と資格取得者の増員、そしてより上位の級の取得を目指してもらいたいと考えています。 (株式会社信興テクノミスト 公共アナリティクス第1部 大塚浩正様 談) *出典:『IPジャーナル』5号(2018年6月発行、知的財産研究教育財団)。本記事の内容は2018年5月時点のものです。
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